「膵臓移植に関する実施要綱」改訂のお知らせ (膵臓移植中央調整委員会)
「膵臓移植に関する実施要綱」改訂のお知らせ (膵臓移植中央調整委員会)
2020年 4月15日
膵臓移植中央調整委員会では、「膵臓移植に関する実施要綱」の改訂を9年ぶりに行いました。
本実施要綱は、本邦における膵臓移植医療の歴史および膵臓移植のための手続き・手技などをまとめたマニュアルとして貴重なものですが、今回の改訂では従来の内容を最新のものとするとともに、今回から膵臓移植と膵島移植を比較した章も設けました。
2010年の改正臓器移植法の施行から今年で10年になりますが、死体膵島移植が2020年度から保険収載されることになり、350例以上となった死体膵臓移植とともに、糖尿病の移植医療は新たなステージを迎えつつあります。特に生命にも関わる重症低血糖の回避において、移植に勝る1型糖尿病の治療法はありません。
本実施要綱が、移植の普及・成績向上、およびそれによる患者さんの福音に少しでも役立つことを願っています。
膵臓移植中央調整委員会
委員長 粟田 卓也
委員長 粟田 卓也
更新:2020年4月15日