The Japan Diabetes Society

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一般の方へ

微量採血のための穿刺器具の取り扱いについて

微量採血のための穿刺器具の取り扱いについて

平成20年6月15日


日本糖尿病学会
会員各位

理事長  門脇 孝



今般、島根県において、微量採血の穿刺針の使いまわしにより、感染症が疑われるケースが発生しました。また各地において、穿刺針は交換しているものの微量採血のための穿刺器具(針の周辺部分がディスポーザブルタイプでないもの)の複数患者による使用が発覚しています。
日本糖尿病学会では、厚生労働省関係部局から学会へ送られてくる情報、特に医薬品・医療機器等安全性情報には常に細心の注意を払い、可能な限り迅速に、会誌「糖尿病」および学会ホームページに掲載し会員への周知に努めております。
今回問題となった微量採血のための穿刺器具の取り扱いについても、2006年3月3日付けの厚生労働省医薬食品局安全対策課長からの関係団体への通知を受け、2006年4月に先ず学会ホームページのトップページに「厚生労働省からの通知」の見出しで掲載し、詳細は厚生労働省のホームページへ問い合わせるよう知らせております。続いて当該情報を含む医薬品・医療機器等安全性情報(No.224)について会誌「糖尿病」第49巻6号(2006年6月30日発行)の「お知らせ」の頁および2006年7月には学会ホームページにも掲載しました。学会ホームページでの掲載は、一般に公開されています。
しかしながら、今回の複数患者使用不可タイプの穿刺器具の使いまわしの事例が発生したことは大変遺憾なことであり、学会としてこの点での安全性情報の更なる周知徹底に最大限協力する所存であります。
具体的には、学会ホームページを用いて会員と一般の方に直ちに注意を喚起すると共に、会誌「糖尿病」6月号に掲載し、全会員に更なる徹底を図りたいと考えています。また、現在当学会が日本医師会、日本糖尿病協会等と協力して活動している「日本糖尿病対策推進会議」及び全国47都道府県の糖尿病対策推進会議と連携し、「微量採血のための穿刺器具の取り扱いについて」の正確な情報の速やかな伝達、周知を図りたいと考えています。

 

更新:2008年8月2日

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