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ペン型インスリン注入器の適正使用に関する再確認のお願い

ペン型インスリン注入器の適正使用に関する再確認のお願い

周知のようにインスリン製剤には,使い捨てのインスリンシリンジを用いることによって複数の患者に対しても使用できるバイアル製剤と,針が交換可能な個人使用専用の器具であるペン型インスリン注入器を用いるカートリッジ製剤,プレフィルド/キット製剤が存在します(該当製品に関しては添付文書参照).後者のペン型インスリン注入器を用いたインスリン製剤に関しては,注射の際カートリッジ内に血液の逆流などの可能性があり,感染防止などの観点から,従来より複数患者に使用しない旨が製品添付文書内に記載されており,学会員各位におかれてはこれまでも適正な使用を遵守されてきたことと思います.
しかしながら,今般医療機関においてペン型インスリン注入器を用いたインスリン製剤を複数患者に使用していた事例が判明し,平成20年10月3日付けで厚生労働省医薬食品局安全対策課より各自治体に対して添付のような当該製剤の適正使用に関する周知徹底依頼(薬食安発第1003004号)が通達されました.またこれに伴って,国内においてインスリン販売を行っている日本イーライリリー株式会社,ノボノルディスクファーマ株式会社,サノフィ・アベンティス株式会社等も,添付のように医療機関に対して適正使用に関する添付文書内容を周知する情報提供を行っております.
このような状況に鑑み,本学会もここにあらためて学会員各位に当該インスリン製剤の適正な使用に関して関連各部署・関係者に対して周知・再確認をお願いする次第です.

 

平成20年10月16日
理事長  門脇 孝

 

医療機関への通知(PDF 163KB)
各製薬会社からのお知らせ(PDF 325KB)

 


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更新:2008年12月19日

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