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日本人糖尿病集団における糖尿病サブクラスの解析

日本人糖尿病集団における糖尿病サブクラスの解析

基本情報

◆学術調査研究テーマ:
日本人糖尿病集団における糖尿病サブクラスの解析
◆調査研究予定期間:
2025年度 - 2028年度
◆研究代表者名:
島袋 充生(福島県立医科大学糖尿病内分泌代謝内科 教授)

概要

世界でも日本でも、糖尿病は1型、2型の大きく2つに分けられ、それぞれに適した治療が行われます。しかし、実際の糖尿病は、遺伝、食事や身体活動の影響、年齢、肥満の程度、環境の違いなど様々な原因の組み合わせで起こります。スウェーデンの研究グループは、人工知能を用いた解析で、糖尿病が似た特徴をもつ5つの群(クラスターという)に分かれたこと、またそれぞれに合併症の起こり方が大きく異なることを報告しました。福島県立医科大学の研究グループも日本人の糖尿病がやはり5つに分かれることを見つけました。
この学術調査研究は、多くの研究者が協力して、日本全国の糖尿病をもつ方が、まず、どんなクラスターに分かれるかを調べます。さらに、クラスター毎に、食事・運動療法、薬物療法など効き目の出やすい治療を調べることで、糖尿病をもつ方ひとひとりずつに最適な「糖尿病の個別化医療」につながる方法を模索します。
日本人糖尿病集団における糖尿病サブクラスの解析

更新:2025年3月4日