第67回 年次学術集会
<企画1>
シンポジウム35:
糖尿病医療者・研究者のダイバーシティをpromoteする委員会シンポジウム
一歩進んだメディカルスタッフの活躍を目指して
会期・会場
2024年5月19日(日)8:30~11:00
第16会場(JPタワー 4階「ホール1+2」)
座長
- 佐藤 麻子(東京女子医科大学 臨床検査科)
- 藤川 るみ(医療法人グランドタワーメディカルコート 内科)
メディカルスタッフの海外留学体験談:演者
- 米国での留学経験と研究の継続
山口 裕子(神戸大学高等学術研究院・看護師) - カナダの薬局で私が薬剤師へ糖尿病ケアを教えることになったワケ
岡田 浩(和歌山県立医科大学教授・薬剤師)
チーム医療で行うサルコペニア対策には、何が必要か?:演者
- サルコペニア対策の概論
山田 実(筑波大学人間系 教授・理学療法士) - サルコペニア対策 クリニックでの実践~理学療法士の立場から~
相澤 郁也(三咲内科クリニック・理学療法士) - 基幹病院におけるフレイル・サルコペニア対策―その理念と実際
大内 尉義(南風病院 高齢者・健康長寿医療センター センター長 元虎の門病院院長(現同院顧問) - サルコペニア・フレイル対策 看護師の立場から
山元 智穂(南風病院・看護師 元虎の門病院高齢者総合診療部) - サルコペニア・フレイル予防を基軸とした地域在住高齢者の栄養ケア
本川 佳子(東京都健康長寿医療センター研究所・管理栄養士)
※ご提供頂いた方のみ、以下に発表スライドを掲載
企画者からのメッセージ
第66回年次学術集会のアンケート結果等、多くの意見を集約し、一歩進んだメディカルスタッフの活躍を目指して、シンポジウムを企画しました。
前半は「メディカルスタッフによる海外留学体験談」としました。山口 裕子先生はアジアへの留学経験を研究に活かし、海外研究者との交流も積極的にされています。岡田浩先生はカナダで、薬局の薬剤師が糖尿病患者にリスクエンジンで心疾患リスクを計算して示すことで、どの程度生活習慣への行動変容や処方内容の変更を薬剤師が行うのかという研究に従事されていました。タスクシフトに関係するお話も伺えると考えています。
後半は「チーム医療で行うサルコペニア対策には、何が必要か」としました。サルコペニアのチーム医療はフットケア、腎症重症化予防と比し、行っている施設が限られていますが、メディカルスタッフの活躍の場であると考えます。実践されている方々からお話いただくこととしました。本シンポジウムが日常臨床の場において、サルコペニア対策が進むきっかけとなることを願っています。
<企画2>
シンポジウム44:
糖尿病医療者・研究者のダイバーシティをpromoteする委員会シンポジウム
メディカルスタッフ・若手医師へのリリー賞受賞者による研究解説
会期・会場
2024年5月19日(日) 15:00~16:00
第7会場(東京国際フォーラム 5階 ホールD5)
座長
- 高橋 倫子(北里大学 医学部生理学)
- 古橋 眞人(札幌医科大学 循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座)
演者
土屋 恭一郎(山梨大学医学部附属病院・2022年度受賞者)
企画の目的
魅力ある糖尿病学会を目指して、当委員会ではアンケート等、種々の調査を行っています。メディカルスタッフにおける年次学術集会の印象を調べたところ、基礎研究やビックデータ等、専門性の高い発表は学会発表中に十分な理解に至らないとの声が多く寄せられました。そこで、過去のリリー賞受賞者に研究内容を詳しく解説いただく講演を企画し、2021年に開催しました。その時のアンケート結果では研究に至る経緯から分かりやすく解説があった点が評価されていました。ただし参加者は医師が主であったと思われ、メディカルスタッフの聴衆を増やすにはさらなる工夫が必要であると考えました。
今回の企画では、最近のリリー賞受賞者による、さらにかみ砕いた解説を行うことで、メディカルスタッフの基礎研究の苦手な印象を緩和できればと考えています。また、研究課程での苦労話や研究の魅力についての話もしていただくことでメディカルスタッフにも親しみやすくなると考えました。
本講演はメディカルスタッフのみならず、若手医師やシニア医師にも有益となり、全体のレベルアップや学会参加の動機につながる可能性があると考えています。
更新:2024年7月16日