第68回 年次学術集会

<企画1>
シンポジウム40
糖尿病医療者・研究者のダイバーシティをpromote する委員会企画
糖尿病研究に潜む醍醐味と魅力の再発見

会期・会場

2025年5月31日(土)14:50~17:20
第7会場(ラヴィール岡山4F ジェンヌ)

座長

  • 笹岡 利安(富山大学病態制御薬理学)
  • 佐藤 麻子(東京女子医科大学臨床検査科)

演者

  • アンケート調査から捉えた糖尿病研究の実態と課題の推移
    笹岡 利安(富山大学学術研究部(薬学・和漢系)病態制御薬理学)
  • グルカゴン研究による新地平の開拓
    北村 忠弘(群馬大学生体調節研究所代謝シグナル解析分野)
  • 糖尿病・肥満関連疾患の画期的新規治療法確立・予防医学に向けて
    岩部 美紀(香川大学医学部生化学)
  • 海外留学で突き止めた糖尿病関連腎臓病の新規バイオマーカーと治療標的
    小林 洋輝(日本大学医学部附属板橋病院腎臓・高血圧・内分泌内科)
  • 栄養食事療法の未来
    池田香織(京都大学医学部附属病院先端医療研究開発機構)
第67回日本糖尿病学会年次学術集会_1
第67回日本糖尿病学会年次学術集会_2

企画者からのメッセージ

次世代の医療を根本で支えているのは「研究力」ですが、昨今、日本の研究力の低下が危惧されています。そこで、糖尿病研究の醍醐味と魅力を発見するためのシンポジウムを企画しました。

まず、糖尿病領域の研究の実態と課題を把握していただくため、第67回と第64回年次学術集会の参加者を対象に実施したアンケート調査結果をご覧いただきます。研究を開始するきっかけづくりやキャリアアップへの活用に、また、研究時間および研究費獲得の実態と課題を共有して、研究の発展にお役立てください。

次に、いかにして研究のブレークスルーを生み出すかを多彩な視点から把握していただくため、4講演を企画しました。北村忠弘先生には、新規グルカゴン測定法の開発とその治療応用について、岩部美紀先生には、肥満・2型糖尿病の新たな治療法や予防戦略についてご講演いただきます。小林洋輝先生からは、海外留学を活かした研究の発展とキャリア形成について、池田香織先生からは、楽しみながら取り組む糖尿病治療―食事療法と治療用アプリの活用についてご講演いただきます。

多くの医師やメディカルスタッフの皆様の研究の発展に、ヒントやコツを得ていただけることを願っています。

第68回日本糖尿病学会年次学術集会

<企画2>
シンポジウム21:
リリー賞受賞者によるメディカルスタッフ・若手医師へのメッセージ
臨床研究に携わる立場から糖尿病性足病変と末梢動脈疾患を考える

会期・会場

2025年5月30日(金)10:10~11:10
第16会場(ANA クラウンプラザホテル岡山19F 宙)

座長

  • 井町 仁美(香川大学医学部内分泌代謝・先端医療・臨床検査医学)
  • 藤本 啓(東京慈恵会医科大学附属第三病院糖尿病・代謝・内分泌内科)

演者

髙原 充佳(大阪大学大学院医学系研究科病院臨床検査学講座)

企画の目的

このセッションでは、リリー賞受賞者によるメディカルスタッフおよび若手医師へのメッセージとして、昨年、リリー賞(「糖尿病合併症としての末梢動脈疾患の臨床像と病態の解明」)を受賞された、大阪大学大学院医学系研究科 病院臨床検査学講座の髙原充佳先生にご講演をお願いしました。

糖尿病医療者・研究者のダイバーシティをpromoteする委員会では、医師に限らず、メディカルスタッフの研究活動支援にも力を入れています。

本講演では、髙原先生が研究や臨床を通じて得られた知見を、私たちにも分かりやすくお話しいただけるものと期待しています。

ぜひ皆さん、リリー賞受賞者の貴重なご講演をお聴きいただき、今後のご自身の活動にお役立てください。

更新:2025年4月22日NEW