岡田 照代(Teruyo Okada)

所属
Nurse Office OKADA
愛知県でフリーランスナースとして活動している岡田です。現在、私は3つの軸で活動しています。1.教育・研究支援を行う「DM-NURSE-LAB」、2.個人事業としての「Nurse Office OKADA」、3.ケアする人を支える場「ほっこり保健室」です。いずれも、看護師として35年間培ってきた臨床経験を土台に、「人を支える人が健やかに働ける環境をつくる」ことを目指しています。
碧南市民病院での歩み
長年勤務した碧南市民病院(愛知県)では、糖尿病看護認定看護師として外来・病棟で療養支援に携わってきました。多職種と協働して糖尿病チームを立ち上げ、地域の認定看護師とも連携してフットイベントや研修会を開催するなどに取り組みました。これらの経験は私自身を成長させ、人とのつながりを広げ、かけがえのない財産となりました。
1.教育・研究支援を行う「DM-NURSE-LAB」
現在は、看護学校の非常勤講師やクリニック勤務のほか、「DM-NURSE-LAB」の一員として医療者教育や研究支援に携わっています。DM-NURSE-LABは、糖尿病看護認定看護師が設立した会社で、メディカルスタッフの教育やキャリア支援、研究と実践をつなぐ活動を行っています。具体的な活動の一つとして、病院の看護部と連携し、研究テーマの絞り込みから発表までを伴走する形で看護研究を支援しています。また、DM-NURSE-LABでは「医科歯科連携」の推進にも力を入れています。糖尿病と歯周病の関係は広く知られていますが、現場での連携はまだ十分ではありません。そこで、歯科クリニックに看護師として関わり、新規開院時のサポートや、歯科衛生士が地域糖尿病療養指導士を取得できるよう勉強会を開催したり、全身疾患を抱える患者さんの相談に対応したりし、歯科と医科をつなぐ役割を担っています。加えて、愛知県糖尿病療養指導士認定機構の中で「あいちDMキャラバン隊」として地域に出向き、顔の見える交流や勉強会を開催しています。
2.個人事業としての「Nurse Office OKADA」
2022年には、個人事業「Nurse Office OKADA」を設立しました。看護師やメディカルスタッフへの教育・研修、そして心理的支援を行う拠点として活動しています。「スタッフが健やかであってこそ、患者さんに良い支援が届く」そんな思いから、講義・研修の企画、アロマや心理学を取り入れたセルフケア支援を行っています。この背景には、私自身のバーンアウト経験があります。40代後半、夫の死、職場内の異動、大学院進学、子どもの巣立ち、自身の手術と大量輸血…。仕事も家庭も思うようにいかず、心身ともに限界を感じた時期がありました。その後、産業カウンセラー、公認心理師を学ぶことで心理的支援の視点が深まり、私の実践を大きく広げてくれました。
糖尿病療養の現場では、抑うつや不安、セルフケアへのモチベーション低下など心理的要因が少なからず存在します。医療者が心理的支援の視点を持つことで、患者さんの行動変容を力強く後押しできます。「病気を管理する人」ではなく、「その人らしく生きる生活者」として理解することが重要だと思います。
3.ケアする人を支える場「ほっこり保健室」
「ケアする人を支える」この思いを形にしたのが、自宅を改装して設けた「ほっこり保健室」です。ここでは医療・福祉・教育に携わる人が安心して立ち寄り、心を整えられるサードプレイスを目指しています。週に1回程度無料で開放し、お茶を飲みながら話をしたり、音楽を聞いたりしています。お弁当を持参してランチをしていく方、CDEJの受験勉強をしに来る方様々です。最近は、家族の病気や認知症の相談など、地域住民の方も立ち寄ってくれるようになり、暮らしの保健室のような場所になっています。
地域貢献
現在フリーで活動していますが、私を育ててくれた病院や、地域の人々への恩返し、恩送りをどう実現するかを模索しています。糖尿病ケア以外にも、がん患者さんのための「がんカフェ」開催や、障害のある子どもの親の支援などに取り組んでいます。今後は地域の民生委員として活動し、住民の生活を支える一助になりたいと考えています。
更新:2025年12月18日
※所属は掲載当時のものです

