第69回 年次学術集会
<企画1>
シンポジウム11
糖尿病医療人として幸せに働くために
~世代を超えて考えるキャリアのかたち~

会期・会場
2026年5月21日(木) 15:30~17:30
第11会場 リーガロイヤルホテル3F 光琳3
座長
- 岡田 由紀子(春日井市民病院)
- 山田 倫子(神戸大学医学部附属病院)
演者
- 皆の幸せを目指して
福井 道明(京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学) - アカデミアで糖尿病医療に携わってきて、今思うこと
長尾 元嗣(東京女子医科大学内科学講座糖尿病・代謝内科学分野) - 変わる医師の働き方と価値観-私たちができること-
大西 由希子(朝日生命成人病研究所) - 権利と義務-私に刺さった指導者たちの言葉-
良本 佳代子(労働者健康安全機構大阪労災病院糖尿病内科)
企画者からのメッセージ
医療者が幸せに働き続けるために ― 働き方改革時代に、若手をどう育て、医療の質をどう守るか ―
日々、若手医師と向き合いながら、「限られた時間の中で、どのように成長を支えればよいのか」「医療の質をどのように担保すべきか」と悩まれている指導医・管理職の先生方も多いのではないでしょうか。若手医師と指導医の双方に行ったアンケートでは、世代を問わず「安心して学べる環境」と「持続可能な働き方」を求める声が寄せられました。一方で、働き方改革による就労時間の短縮は、医療の質を維持しながら、医業というプロフェッショナリズムをどのように次世代へ継承していくのかという新たな課題を私たちに突きつけています。
糖尿病医療は、患者さんの生活習慣や合併症管理にとどまらず、妊娠・出産、就労など、人生の重要な局面に長く寄り添う医療です。その担い手である医師自身もまた、ライフイベントと向き合いながらキャリアを築いていきます。本シンポジウムでは、大学病院での診療・研究・教育、海外での勤務経験、医局運営、若手育成など、多様な立場で医療に携わってきた演者が、理想論にとどまらず、現場での試行錯誤や葛藤を含めた実体験をもとに、「幸せに働き続けるキャリア」の実践について語ります。
働き方改革が進む中で、医師の努力や成果がどのように評価され、将来につながるのかが見えにくくなっている現状もあります。医師が誇りを持ち、専門性を発揮し続けるためには、評価制度、役割分担、柔軟な働き方、そして多様なキャリアを認め合う組織文化が欠かせません。管理職の皆さまにとって、医師のキャリア形成を支える環境づくりは、医療の質を守り、組織の持続性を高めるうえで避けて通れない重要なテーマです。
本シンポジウムでは、若手育成のあり方、働き方の多様性、研究の価値、ライフイベントとの両立など、管理職が直面する課題を多角的に取り上げます。多様な価値観やキャリアを前提とした人材育成の視点から、医師が幸せに働き続けられる組織のあり方を、皆さまと共に考える場としたいと思います。多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。
<企画2>
シンポジウム29:
コーチングによる多職種チーム医療の活性化と医療専門職の人材育成
~未来の糖尿病チーム医療を創る~

会期・会場
2026年5月23日(土) 8:30~9:30
第4会場大阪国際会議場10F 会議室1001・1002
座長
- 富樫 優(横浜市立大学附属病院)
- 的場 ゆか(独立行政法人 地域医療機能推進機構 九州病院)
演者
横尾 英孝(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科医歯学教育開発センター)
企画者からのメッセージ
糖尿病診療をはじめとする現代の医療において、多職種が協働するチーム医療の重要性はますます高まっています。一方で、医療者はそれぞれ異なるライフステージや多様な背景のもとでキャリアを歩んでおり、働き方改革や医療を取り巻く社会変化の中で、チームの力をいかに引き出し、持続的に高めていくかが重要な課題となっています。そのような状況において、医療者一人ひとりが自己効力感やモチベーションを保ちながら主体的にキャリアを描くことを支える関わりは、個人の成長のみならず、チーム全体の力を高めることにもつながるのではないでしょうか。
本企画では、コーチングの視点を医療現場に取り入れ、多職種によるチーム医療の活性化と医療専門職の人材育成に取り組んでこられた、横尾英孝先生を講師にお迎えします。コーチングの基本的な考え方に加え、その学びの過程や医療現場での実践、そこから得られた成果についてもご紹介いただきながら、チームの力を引き出す関わり方についてご講演いただきます。
本講演が、医師をはじめとする多職種の医療スタッフにとって、チーム医療の本質をあらためて見つめ直し、未来の糖尿病チーム医療をともに創っていくための契機となることを期待しています。
更新:2026年4月28日NEW
