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糖尿病教育関連・各種活動

伊東 康子 先生

(いとう やすこ)
― マルチタレント女性糖尿病医を目指して ―
2016年12月 掲載
所属:
古国府クリニック 副院長
自己紹介:

昭和 52 年に東京女子医科大学に入学、故 平田 幸正 教授、大森 安恵 名誉教授の授業、ポリクリを経験、昭和 58 年卒業後郷里の大分に帰り大分医科大学第一内科に入局、髙木 良三郎 教授、小野 順子 先生のもとで研修、予防から治療まで関わることができる糖尿病医を目指すことを決めました。大学病院外来、病棟で臨床経験を研鑽させていただきまた基礎研究を少しかじらせていただき糖尿病、内分泌内科専門医、学位を取得しました。卒業 6 年目で結婚、現在のように妊活が優先できる環境もない中、子宝に恵まれず悩んだ時期もありましたが、自分は女性として妊娠、出産、育児を経験できませんでしたが、健康を害することもなく仕事を一生涯続けられることを幸運と前向きに考え、仕事と主婦業を両立しながら卒業 10 年目から大分市医師会立アルメイダ病院 初内分泌科女性部長として就任、当直もこなしながら卒業 17 年目に大分市内で精神科医である夫とともに <患者さんファーストにプライマリーから体も心もサポートできるクリニック> を目指し開業の道を選び、現在 16 年が経っております。開業当初は勤務医時代には独りよがりの態度で傷つけてしまっていたことを反省しながら人、自分を育てる日々でしたが、 4 年前ぐらいからは木曜日、土曜日、祝日日曜日休診日以外は朝食後 7 時 30 分に夫とともに出勤、午後 6 時過ぎに帰宅、夕食の支度、片付け後、研究会、講演会、医師会行事などない夜や休日はトレーニングジムで 1 時間 週 2 ~ 3 日は運動、好きな女性シンガーの曲を聴いたり、ミステリー小説を読んだり、韓ドラのテレビ鑑賞をしたりして過ごす余裕もようやくできてきました。

現在思っていること:
 
伊東 康子 先生
2015 年ウオークラリー時 友の会会員とともに撮影
(青い帽子が本人)

昨年から 87 歳の母の介護に要する時間が増え、自分の時間が取れなくなってきました。クリニックでは認知症、抑うつ状態を合併した糖尿病患者さん、妊娠糖尿病が増え、心療内科、精神科に併設していること、志を共有できる糖尿病療養指導士スタッフが育ちエキスパートチームとして共に <個々人のあるがままの糖尿病のある人生に個々人のスキルとチーム力のおもてなしの精神で寄り添い患者さんを厳しい現実と向き合いながらも笑顔にできる医療> を提供できることは私にとっての財産と誇りとなっています。友の会 <豊府会チームFC> を 9 年前に発足し、ウオークラリーや総会を開催するようにもなりました(写真は 2015 年ウオークラリー時友の会会員とともに撮影:青い帽子が私)。 また、勤務医時代に多くの診療科、医師会、かかりつけ医との連携を学ばせていただき、クリニックではケアできないことは顔と顔の見える関係で紹介ができることも財産になっています。診療以外では大分県糖尿病対策推進委員会委員、日本糖尿病協会大分県支部理事、医師会病院運営委員会委員長、県内の糖尿病地域診療連携を図るため大分県糖尿病臨床医会評議員など多くの役職につかせていただいています。行政、医師会、療養指導士会とともに地域のイベントで健康相談に参加したり、市民公開講座での講演など一次予防にも関わらせていただいています。数年前からは県内で糖尿病患者を診る女性医師の研修交流の場として診療科に関わらず集まる場として <大分なでしこの会> など女性医師の会を女性医師が外出しやすい日時を考慮して開催しています。県外にもこの活動を広めていきたいと考えているところです。

専門医の先生方におかれましては大分にご来県いただきご講演を頂戴する際には是非ご協力いただきますようこの場を借りてお願い致します。

メッセージ:

人生は選択の連続と思いますが、自分に与えられた様々な恵みを生かし生かされて私が仕事をマルチに休職することなく全うしてこられたのは一重に先輩後輩医師のサポート、最も尊敬する母が父の理解のもと家事、育児を両立しながら歯科医として自宅で 70 歳台後半まで働く姿を見てきたこと、夫を始め多くの方々の寛容と忍耐の賜物と感謝しています。自分や周囲の方に多くの犠牲を払ったのも事実だと思っています。幸い最近の学会、医師会、医療機関の女性医師活躍を期待しての様々な取り組みの恩恵に預かれる時代になってきましたので一人一人が置かれた場所で自らを磨き、輝く姿を自信を持って見せることでさらなる社会や環境、男性の家事育児などのシエア意識を含め変革させていくことが可能だと考えています。糖尿病医療は、女子力、母性の力で女性目線で多くの医療人が関わり様々な取り組みを提供できる医療分野ですので、これからを担う世代の女性糖尿病医が輝ける場所を増やせるよう還暦が近づいてきましたが、私自身もマルチタレント女性糖尿病医として学会のサポートを得ながら精進していくつもりですのでどうぞご指導、ご鞭撻の程これからもよろしくお願い致します。

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