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女性専門医実態調査アンケート(2015年10月)

女性専門医実態調査アンケート(2015年10月)

はじめに

 日本糖尿病学会「女性糖尿病医を promote する委員会」は、2011年6月に設置が決定され2012年11月に発足いたしました。パブリックコメントを通じた学会員の皆様方のご意見をもとに問題点の洗い出しを行い、女性糖尿病医を promote する委員会報告として「女性糖尿病医を支援するための提言」を作成させていただきました。本提言は、学会誌「糖尿病」2014年10月号に掲載されていますとともに、「女性糖尿病医を promote する委員会」が作成しております糖尿病学会ホームページの「女性糖尿病医サポートの取り組み」サイトにも掲載しております。

 「女性糖尿病医を支援するための提言」は、1.専門医について、2.学術集会について、3.役職・クオータ制について、4.キャリア支援について の4本の柱より成り立っています。現在、活動中の第二次女性糖尿病医を promote する委員会は、本提言の実行・実現を目的に、活動しています。

 第二次女性糖尿病医を promote する委員会が実施した「専門医実態調査アンケート」は、女性糖尿病専門医を対象とした日本糖尿病学会「My Page」を通じたアンケート調査です。これまでに糖尿病学会において女性糖尿病専門医を対象にした調査はなく、今回はその実態を調査いたしました。日本糖尿病学会におきましては、糖尿病専門医の男女比率は 27%であり、医師会員の男女比率と同等でありますため、男女格差は認められませんが、学術評議員の女性比率は 8%と低く、女性糖尿病専門医のキャリアアップに課題があることが推測されます。本アンケートでは、女性糖尿病専門医の専門医取得時期、研修指導医取得状況、現在の勤務形態および役職を中心にその実態を調査いたしました。女性糖尿病専門医の実態を把握することにより、より的確な支援につながるものと確信しております。

 アンケートは全対象者 1,346名中、回答者は 449名で 33.4%でした。ご回答いただきました女性糖尿病専門医の方々に心から感謝申し上げます。

平成27年(2015年) 10月
日本糖尿病学会 第二次女性糖尿病医を promote する委員会
委員長 成瀬桂子

更新:2019年8月28日