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糖尿病教育関連・各種活動

枝川 幸子 先生

枝川 幸子(えだがわ さちこ)先生
― キラリ☆男性医師! ―
2019年 8月 掲載
所属:
NTT東日本札幌病院 糖尿病内分泌内科
自己紹介:

大学を卒業後、出身地の札幌へ戻り、北海道大学病院のプログラムで初期研修をしました。1年目に大学の同級生と結婚し、2年目で入局しましたが、3月に第一子を出産し3年目は休職し、4年目から北大病院内科 II で後期研修を開始しました。5年目の7月に第二子出産のため4か月休職し、6年目からは北大病院の男女共同参画推進事業による短時間勤務医枠である「すくすく育児支援プラン」で時短勤務をしていました。7年目の7月に現在の職場に異動となり、現在8年目です。

糖尿病を専攻しようと決めたのは、2年目の6月に妊娠し、子育てをしながらのキャリア形成を考えたときに、外来業務を中心にできる診療科がよいと思ったことも一因です。現在は夜間や休日は当番制ですが、緊急対応があまりないという点も助かっています。

当院の糖尿病内分泌内科は院長、部長、7~8年目3人で、部長以下4人で当番を分担しているため月7日程度が自分の担当となります。夫の当直などと日程を調整してもらい、呼び出しに備えています。月1回は病院の休日日直があるので、その場合には保育園の休日保育をお願いすることもあります。また、週1回は17時からのカンファレンスに参加するため夕食は保育園にお願いし、19時過ぎに夫がお迎えに行っています。ついでにたまった仕事や勉強をするため、お風呂や寝かし付けまでまかせて遅く帰宅することもあります。こどもが体調不良で保育園に行けないときや保育園からの呼び出しがあったときには、結果としては私が仕事を抜けたり病児保育士さんに依頼したりしていることが多い現状ですが、必ず夫にも対応できるかどうかをきくようにしています。職場ではまだまだ女性より男性のほうが家庭の都合で仕事を抜けるということが難しい雰囲気があると思いますが、北大病院の女性医師等就労支援事業が男女共同参画推進事業と変更されたように、徐々に改革はすすんでいるものと思っています。

現在感じていること:
枝川幸子先生
後部座席の定点観測を続けています

復職してしばらくは家庭も仕事も中途半端で自分はなにも達成できていないのではないかと感じていた時期もありましたが、「制度改革のためにはまず意識改革」とはまさにその通りで、いまにして思えば自分で自分の首をしめているような状況だったと思います。徐々に限られた時間のなかで仕事をする能力も身につけ、昨年フルタイムとなったときには、夫も以前より時間的余裕のある職場にいたこともあり、それなりにうまくできていると思っていたのですが、あるときテレビの裏にたまったほこりをみて、こういうところにつけがたまっていたのかと悲しくなりました。「家事 時短」とネットで検索しましたが、ロボット掃除機もドラム式洗濯乾燥機も食器洗い乾燥機もすでに活用していて、これ以上はないのかと落胆しました。が、深く考える暇もなく時間は過ぎていき、ほこりがたまっていることもありますが、それに気づくのは私だけなので、気にしないようにして元気にやっています。最近は「たたまない収納」というのを見つけて実践し始め、一人で達成感を感じて嬉しくなっています。何が言いたいかというと、いろいろと問題や課題はありますが、たいていのことは自分の捉え方次第なのだと思います。たとえこどもが朝食にアンパンマンのふりかけごはんしか食べてくれなかったとしても、食べたからよし、と思えるよう自分の意識改革に努めています。

メッセージ:

「女性活躍」「女性が輝ける社会」とはどういったものなのでしょうか。いわゆる「結婚して出産して子育てをしながらも働いている女性が輝いている」と言われることへはいつも違和感を覚えます。結婚も出産も子育てもしていなくても素晴らしい活躍をされて輝いている方は本当にたくさんいます。そもそも男性は輝こうが輝くまいがふつうに仕事をしていますが、なぜ女性が仕事をするためには輝くことを要求されるのでしょうか。輝かないよりは輝いているほうがよいかもしれませんが、そこに男性であるか女性であるかという尺度は必要ないと思います。男性の育休義務化などの話題も出ていますが、なぜ男性だけが義務化されるのでしょうか。日本ではまだまだ女性の社会進出が遅れている現状で、極端な制度も必要な過渡期なのかもしれませんし、規模が大きくなればなるほど制度と現実のギャップが大きくなってしまうというのは仕方のないことなのかもしれませんが、制度を押し付けることではなく、どのような選択をしても構わないような、多様な価値観が認められる制度設計をすることが望まれるのではないかと思います。

今回、このような執筆の機会をいただき、あらためて自分のこれまでのこと、これからのことを考えることができました。女性医師の配偶者の半数以上は男性医師といわれています。女性が輝くためにも男性にも輝いてもらい、キラリ☆な人がたくさんいる職場になればと思います。

枝川幸子先生
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